【新華社北京12月23日】国務院の李克強総理は22日午後、北京の人民大会堂でタイのプラユット首相と会談した。
李克強総理は次のように表明した。3日前、私たちがバンコクで中泰鉄道や農産物貿易協力に関する文書2件の締結に共同で立ち会ったことは、両国の鉄道協力が大きな進展を得たことを示しており、中泰関係の協力の深さと広さに新たな突破があったことも表している。中国側はタイ側とともに、協力モデルなどの具体的な問題の話し合いをできるだけ早くスタートさせ、事前準備をしっかりと着実に行い、鉄道の一日も早い着工 建設の実現をめざして、双方および沿線の人民に早めに利益を受けさせることができるよう望んでいる。
李克強総理は次のように指摘した。来年は中泰国交樹立40周年を迎え、両国関係は新たな歴史のスタート地点に立つ見通しだ。双方は二国間関係発展の大いなる方向をしっかりと掌握し、協力の規模やレベルをアップさせ、互恵 ウィンウィンをより上手く実現し、両国の全面的戦略パートナーシップが新たな発展を獲得し、自国通貨を両国の貿易投資決済通貨としてより多く使うことを推進して、人文、科学技術、観光などの分野における協力を拡大させ、2016年に両国の観光客の相互訪問が500万人となる目標の実現に努めるよう望んでいる。
李克強総理は次のように強調した。中国側はASEANとの関係発展を周辺外交の優先方向として考え、ASEANが来年政治 安全保障、経済、社会人文といった3つの共同体を構築するのを歓迎する。中国側はタイ側と「中国―ASEAN諸国善隣友好協力条約」の協議 調印、中国－ASEAN自由貿易地域（ACFTA）のアップグレード版交渉の推進、2015年「中国－ASEAN海洋協力年」の着実な実行などの方面で緊密に協力し続け、中国－ASEANの協力を絶えず前進 発展させるのを推進していくよう願っていると強調した。
プラユット首相は次のように表明した。泰中の協力はタイの発展に有利で、タイ側は両国関係のレベルアップに揺るぎなく尽力し、中国側と鉄道、農産物貿易などの協力協議を着実に実行し、経済貿易、金融、投資、人文などの分野における協力を強化して、両国人民に一層多くの恩恵を施せるよう望んでいる。タイ側は中国企業がタイへ赴き工場設立に投資するのを歓迎する。中国は地域の平和 安定と発展の促進に重要な役割を発揮しており、タイ側は中国側と緊密に協力し、ASEAN―中国関係および地域協力が新たな段階に入るよう推進してゆくよう願っている。
（新華網日本語）
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