【新華社北京3月10日】中国外交部の洪磊 報道官は9日、今年は世界反ファシズム戦争勝利と中国人民抗日戦争勝利70周年にあたり、この重要な年において、日本政府が歴史問題で正しい選択をするよう望んでいると述べた。
当日の定例記者会見で、ある記者は次のように質問した。9日、ドイツのメルケル首相は日本を訪問するときに、第二次世界大戦後、ドイツがその侵略を受けた国と和解できたのは、一方はドイツがナチズムの暴力行為ときちんと向き合い、もう一方は侵略を受けた国も大きな度量、寛容さをみせたので、戦後、フランスとドイツは互いに和解のために大きく貢献したと称した。中国と日本もこのようにすべきだと思っているのか。
洪報道官は、王毅外交部長が8日の記者会見で、歴史問題は長年にわたって中日関係を困らせている悩ませる問題で、外交官の先輩の語った通り、加害者が加害した責任を忘れないほど、被害者が、かつて受けた傷が癒される可能性があると指摘していると述べた。
洪報道官は次のように表明した。抗日戦争勝利の後、中国は日本に寛大な度量をみせ、長年にわたり、ごくわずかな軍国主義者の罪と広範な日本の民衆と区別している。一方で、日本も侵略の歴史認識において誠意を見せなければならない。歴史を顧みなくてはならない。
洪報道官は「今年は世界反ファシズム戦争勝利と中国人民抗日戦争勝利70周年にあたり、われわれは、この重要な年において、日本政府が歴史問題で正しい選択をするよう望んでいる。」と述べた。(翻訳 編集/王珊寧)
(新華網日本語)
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